重要なことが最後に書いてある本でした。
頭の中の声をコントロールする方法の説明です。
不安について考えるとき、以下の2点をすすめます。
- 緑地を散歩する
- 自分のことを「あなた」や名前で呼び距離を取る
Chatter(チャッター)とは?
人を打ちのめす、内なる声のことです。
人は起きている3分の1の時間、自分に話しかけています。
チャッターはたちが悪く、嫌な経験を繰り返し伝えてきます。
そして、チャッターさまざまな精神疾患の根底にあります。
人間のもつ自己顕示欲は強力です。
他者の生活を覗いています。
SNSの時間が長いほど妬みが大きくなります。
自分のことを「あなた」と呼んでみる
不安について考える時、自分が世界の中心です。
一歩引いてみることは、日々の様々な状況でチャッターを管理するのに有効です。
著者のイーサン・クロス(感情と自生研究所所長)氏が行った実験です。
スピーチの準備中、距離をおいて不安について考えたチームは、
そうではないチームより上手にスピーチできました。
自らに「あなたならできる」と激励しました。
挑戦思考へ導くことができます。
Chatter対抗ツール
- 不安・経験について “自分” を “あなた” にして話す。
- 言葉にできない雄大なものの存在を知る。畏怖を誘う経験をする。
- 信じる。お守りや儀式的に自分を勇気づけるものを用意する。
1.不安・経験について “自分” を “あなた” にして話す。
嫌な経験も一般的と思えるようになります。
ハエになったつもりで壁から見下ろすのも有効です。
2.言葉にできない雄大なものの存在を知る。畏怖を誘う経験をする。
自分が世界の中心と思えなくなります。
たとえば、コンサート、大自然の中、特別な瞬間です。
3.信じる。お守りや儀式的に自分を勇気づけるものを用意する。
和らげてくれると信じるだけで良いです。
儀式的な一連の行動は自分にコントロール感を与えます。
私のアクション
悩んだ時、不安なときはまず緑地や公園を散歩する。コンサートに予約する。
避けられない不安のとき、自分に「君ならできる」と伝える。